2025年12月 KOTOさん(アーティスト)    

 

 2025年12月にアーティストのKOTOさん、運営団体事務局の伊藤さん、神成さんとWeb交流会を行いお話を伺いました。

●伊藤さんにお聞きしました

--設立のきっかけはどういったものだったのでしょうか

(伊藤さん)当団体は創業者が訪問リハビリマッサージ会社を経営していく中、障がいのある方々の多くが絵を描くことを好み、日常的に創作活動を行っている点に着目し、アートを通じた新たな職域づくりを決意し同事業を2007年にスタートさせました。

--パラリンアートの仕組みを教えてください

(伊藤さん)パラリンアートは障がい者アーティストとひとつのチームになり、社会保障費に依存せず、民間企業・個人の継続協力で障がい者⽀援を継続できる社会貢献型事業を⾏います。アーティストの作品を企業にご活用いただき、採用されたアーティストや施設に報酬をお届けする仕組みです。

--現在の取組み状況は如何でしょうか

(伊藤さん)2025年11月末現在の登録作家数は約500名、HP掲載作品数は約3,800点です。応援いただいている企業は336社です。

--企業からの評価は如何ですか

(伊藤さん)アート作品が「自社の取り組みに適しているのか」といったイメージを持っていただく為に、具体的な活用事例をご提示しています。導入いただいた企業から、障がい者支援の確かなつながりを実感しているとの声をいただいております。

パラリンアートカップ2025表彰式に参加して

 この面談の前2025年11月上旬に同団体が主催し、今年で9回目を迎えたアートコンテスト「パラリンアート「パラリンアートカップ2025」の表彰式がありました。今回の作品応募数は、昨年の1.4倍強の369作品で、会場からは「画風が確立され、才能豊かなものが非常に多い」との声が聞こえ、同団体の活動の重要性が感じられました。

書下ろし作品『自然と共に未来へ』

KOTOさん受賞歴等

◎パラリンアート世界大会2018 準グランプリ

◎渋谷スクランブルスクエア内東急百貨店テナント

 地下2階壁画・照明デザイン

◎DAISO商品化

◎パラリンアート世界大会2023 meiji賞

◎パークホテル東京アーティストルーム「伝統模様」制作

KOTOさん

 アイコン
 

●KOTOさんにお聞きしました
当社は2021年同団体に、絵のイメージとして「未来」や「希望」が感じられるものと、ソフトな色合いを基調としたテイストをお願いし、数名のアーティストの中からKOTOさんに書き下ろしていただきました。作品はクリアファイルや株主優待クオカードに利用しました。
ーーKOTOさんにとって、作品づくりはどんな意味を持っていますか
(KOTOさん)パラリンアートでの作品作りは、「社会とのつながり」を得ることができる大切なものです。 いただいたお仕事は、全て対応させてもらっています。
ーーパラリンアートを続ける中で、ご自身の中に変化を感じたことはありますか
(KOTOさん)仕事を始めた初期は自分が描きたいものを描いてきましたが、段々とご依頼をいただけるクライアントの思いやイメージを大切にする様になってきました。 希望する絵のイメージをヒアリングしたり、クライアントのことを調べたりします。
ーーこれまでの活動や受賞の中で、特に心に残っているエピソードはありますか
(KOTOさん)渋谷のスクランブルスクエアの地下の壁画です。 巨大な壁に描くことが大変でした。 2週間渋谷のホテルに宿泊し、ホワイトタイガーを中心としたものを描きました。 渋谷にいらっしゃる時があれば、ご覧ください。
ーー今後、挑戦してみたいことや、目標にしていることがあればお聞かせください
(KOTOさん)障がいのない人も参加するコンテストで、自分の力がどの程度なのか、自分の現在の位置を確認してみたいです。
ーー書下ろし作品には、どのような想いやテーマが込められていますか
(KOTOさん)貴社からのご希望をお聞きして、サステナビリティ、未来、希望をイメージして描きました。モチーフは海、陸、四季、生き物です。
ーー普段、どのようなジャンルやモチーフを描くことが多いですか
(KOTOさん)生き物を描くことが多いです。 特に一番好きなモチーフは「恐竜」です。(ビックリ!)
ーー社会の皆さんにお伝えしたいことや、知っていただけたら嬉しいことがあれば、ぜひ教えてください
(KOTOさん)アート以外でも障がい者にとって活躍できる場がもっと多くできてほしいです。 特に取組みに地域差があるように感じます。 その点でも全国展開をされているパラリンアートの活動は大変ありがたいです。

 

●交流会を終えて

 KOTOさん、伊藤さん、神成さん、いろいろなお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。KOTOさんにとって、パラリンアートのお仕事を大切にしていること、そして「社会とのつながり」を実感されていることが分かりました。更にその先を見据えて、夢は広がっていますね! 同団体の活動の輪は増々世界に広がっており、KOTOさんの様に多くの人が活躍できる社会をつくるために、大切であることを改めて認識いたしました。

当社はこれからも、あらゆる人たちが活躍できる多様な社会・職場づくりに精力的に取り組んでいきたいと考えています。

画面左上からKOTOさん、右上伊藤さん、
   右下 神成さん、左下当社担当者