サステナブルファイナンスへの考え方
当社は、経営理念に基づき、事業活動を通じてステークホルダーの皆様と共有できる価値を創造し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。 環境・社会課題への取り組みの重要性はますます高まっており、当社グループは、更なる持続可能な社会の実現と成長を目指していくため、社会と当社グループのそれぞれの機会とリスクの観点から、優先的に取り組むべき6つの重要課題(マテリアリティ)を特定し、これらのマテリアリティに対する取り組みを事業戦略と一体化させて推進するとともに、資金調達の面でもサステナブルファイナンスへの取り組みを進めてまいります。
サステナブルファイナンスとは、「環境・社会課題解決の促進を金融面から誘導する手法や活動」を指します。SDGsやESG、脱炭素への関心の高まりを背景に、さまざまな企業や団体のサステナビリティを意識した資金調達ニーズが高まっています。
グリーンボンドとは、企業や地方自治体等がグリーンプロジェクト(再生可能エネルギーや省エネルギー事業等の環境改善効果のあるプロジェクト)に要する資金を調達するために発行する債券です。
サステナブルファイナンス・フレームワーク
サステナブルファイナンス・フレームワークとは社会課題や環境課題の解決を推進する資金調達を行うため、国際的な原則に則った資金調達の枠組みです。以下(サステナビリティ・リンク・ボンド、グリーンローン、サステナビリティ・リンク・ローン)は本フレームワークに基づく資金調達を行っています。
SPT:2025年度までに再生可能エネルギー発電設備容量1GW(1,000MW)確保
年月日 |
発電量(MW) |
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23年度末 |
587 |
サステナビリティ・リンク・ボンドは、発行体の包括的な社会的責任に係る戦略で掲げられたサステナビリティ目標に基づきサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)が設定され、その達成有無で条件が変化する債券です。
グリーンローンとは、グリーンプロジェクトに要する資金を調達するために用いる融資の方法です。
サステナビリティ・リンク・ローンとは、借り手のESG戦略と連携したサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)を設定し、金利などの借入条件をSPTs達成状況に連動させることで、借り手に目標達成に向けたインセンティブを与え、環境・社会面において持続可能な 経済活動および経済成長を促進し、支援することを目指すものです。
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ポジティブ・インパクト・ファイナンスは、企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクトを包括的に分析・評価し、ポジティブ・インパクトの拡大を通じてSDGs達成に貢献していく金融手法です。
実施年月 |
金融機関 |
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2024年3月 |
株式会社みずほ銀行 |
2024年3月 |
日本生命保険相互会社 |
2024年6月 |
日本生命保険相互会社 |
2024年6月 |
株式会社みずほ銀行 |