なぜみずほリースで医療ヘルスケアに取り組むのか

 少子高齢化の進む日本。高齢者が増え、支える側が減ることで医療ヘルスケア、特に介護分野での人手不足は大きな問題となっています。また需要の多い都市部に医療介護サービスが集中し、都市部と地方との格差等も今後さらに拍車がかかっていくと言われています。それら様々な問題を解決するために、国や地方自治体ではDX化によって合理化、省人化を図る、健康寿命を伸ばす取り組みを行う、認知症カフェや買い物代行等のニーズに合わせたサービスを提供するといった新しい取り組みが始められています。健康は人間の基本。医療ヘルスケアは私たちの生活と切っても切れない分野なのです。

みずほリースにおける医療ヘルスケアの取り組み

 医療ヘルスケア分野での私たちの取り組みは主に2つ。ひとつは医療介護機器メーカーとお客様を結ぶ販売金融です。最近は従来型のファイナンスだけでなく、お客様のQuality of Life(QOL) の向上に資する見守り支援システム「眠りスキャン」等のレンタルスキームや一定期間を過ぎればいつでも解約可能なサブスクリプションスキームの提案等も行うことで医療機関や介護施設等の合理化や省人化にも資しています。2つ目の取り組みは老人介護施設を対象とした不動産ファイナンスです。介護施設の運営会社の信用力を拠り所にするファイナンスではなく、各プロジェクトのキャッシュフローを裏付けにしてお金を提供することで運営会社の資金調達方法の多様化に貢献しています。

医療ヘルスケアのこれから

 今後は医療介護機器メーカーと連携し、リース物件等を使用することで発生する健康に関わる様々なデータを利活用し、病気予防や薬の開発等に役立てていくビジネスにも進出して健康寿命の延伸に貢献できるよう取り組みます。また、ヘルスケア分野で新しい発想や技術を持つスタートアップ企業に対しては販売金融での連携にとどまらず、資本業務提携を検討しながら伴走していきます。さらに、不動産ファイナンスに関しては老人介護施設だけでなく医療モールや外来専門クリニック、検査センター、ホスピス等にも取り組んでいくことで地域包括ケアシステムの推進をサポートしていきます。パートナーであるメーカーやお客様とみずほリースのつながる力により、これからも人々の健康で豊かな生活を全力でバックアップしていきます。

みずほリースの取り組み事例