みずほリースにおける航空機ビジネスのこれまで

 新興国の経済成長や自由化によるLCCの参入等もあり、順調に拡大を続けてきた航空業界。新型コロナ禍による大きな影響はありましたが、IATA(国際航空運送協会)の予測では2023~24年には新型コロナ禍以前の水準に回復、その後も成長を続けるとされています。みずほリースでは1982年に航空機ファイナンスを開始以降、機体担保ローンや日本型オペレーティングリースの提供といった航空機関連ビジネスを広く展開してきました。そして2016年からは米国大手航空機リース会社であるAircastle Limited社と合弁会社を設立して航空機オペレーティング事業を開始。更に2020年には丸紅株式会社と共同でAircastle limited社の全株式を取得。同社を含めて約260機超の航空機を各国の航空会社にリースし、世界の空を飛び回っています。

現在の注力ポイント

 「所有から利用」への世界的な動きは航空産業でも同様です。LCCはもちろん、主要エアラインでも航空機を所有する方式からリースに切り替える流れがあり、リースビジネスのチャンスはどんどん広がっています。今後もアライアンスパートナーのノウハウやネットワークを活用し、航空機ビジネスを拡大していきます。また、みずほフィナンシャルグループと協業しながら日本の投資家であるお客様のニーズに応えられるよう取り組んでいます。

航空機ビジネスのこれから

 IATA(国際航空運送協会)は2050年までに2005年比でCO_{2}を半減するという野心的な目標をあげており、航空機ビジネスにおいても、燃料効率の良い新型機の導入や持続可能な航空燃料の導入が活発化すると想定されます。丸紅やみずほフィナンシャルグループといったアライアンスパートナーとの連携をさらに強化し、多様なファイナンススキームを通して、拡大を続ける世界の航空機需要の一端を担うとともに社会や経済の成長、そして人々の豊かな暮らしに貢献していきます。