みずほリースでは、サステナビリティのマテリアリティの一つに「あらゆる人が活躍できる社会・職場づくり」を特定し、「人」を大切にすることを第一に考えています。
みずほリースでは、社員一人一人が大切な財産であり、社員が心身共に健康であることが、豊かでサステナブルな未来を創る源泉と考えております。この考えのもと、みずほリースは、社員一人一人が活き活きと、誇りを持って働き続けられるよう、社員が健康で安全に働ける職場環境を維持・改善することにより、健康経営を推進してまいります。
代表取締役社長 中村 昭
社員一人一人が大切な財産であり、一人一人が活き活きと誇りを持って働き続けることができるためには、健康経営を推進する上でエンゲージメントの向上が重要な課題と捉えており、エンゲージメントサーベイ結果を踏まえ、社員自らが自分事としてエンゲージメントを考え、より向上させることができる施策に取組んでいます
また、社員の生活習慣病の予防も重要な課題と捉えており、そのために適切な生活習慣の維持や健康習慣の維持・改善が重要と考えています。健康課題については健康保険組合と推進した施策の拡充や健康経営の推進により値は改善していますが、さらなる値の改善に向けて取り組みを進めます。
健康経営推進に向けて、以下のように戦略マップを策定しています。
社員の健康管理についての基本的な考え方に基づき、労働安全衛生法に基づく「衛生委員会」を毎月1回開催するとともに、以下の通り社員の安全衛生と健康の保持促進を図っています。
社員に対し年に１回、健康診断を実施しています。また、海外駐在員およびその帯同家族については、駐在先毎に必要な予防接種を行い、駐在先の衛生状態や医療水準に応じて駐在先または日本で、年に１回から２回の健康診断を実施しています。
社員のゆとりや豊かさを実現し、快適で安全な働きやすい環境の確保のため心の健康が重要であることから、心の健康づくりに取り組むことを基本方針として年に１度ストレスチェックを行っています。
社員の意識をタイムリーに捉え、職場環境をより良いものに改善していくことを目的に2021年8月より3か月毎にエンゲージメントサーベイを実施しています。社員自らが自分事としてエンゲージメントを考え、高めるための施策を実施することで、より良い職場環境の実現を目指しています。。
みずほ健康保険組合と連携し、社員向けに健康増進アプリ「QOLism」の利用を推奨しています。アプリを活用した、ウォーキングイベント等への参加を呼びかけています。
女性特有の健康課題とニーズ把握のために女性社員を対象とした調査を行い、理解促進・解決に向けたサービスを導入するとともに、男性社員も対象としたセミナーを行い、社内全体で女性社員の活躍を健康の観点からサポートすることに努めています。2023年度の調査では女性職員の42.1％から回答を得ました。
禁煙支援に向けた講習を実施しています。喫煙者の健康だけでなく、受動喫煙にも目を向け、2023年度はグループ会社社員も含め、49.3％（642名）が受講しました。
禁煙は生活習慣病の予防や非喫煙者を含めた労働環境の改善につながるため、継続して取り組みを進めていきます。
社員のインフルエンザの予防接種に関して、全額費用補助を行っています。（2022年度実績：申請者272名・総額102万円）
自分の身体を知り、運動を始めとする健康増進を行うきっかけづくりとして各種セミナーを行っています。これまで「睡眠セミナー」、「体組成測定会」、「ココロとカラダのリフレッシュセミナー」等を開催しています。「体組成測定会」では、出席者全員から「満足」の評価を得ています。
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「ワーク・ライフ・バランス、社員の豊かな時間の創出」を目的として、2019年には社員の豊かな時間の創出を更に発展させ、アニバーサリー休暇制度（特別休暇）を設けています。また、毎週水曜日を「ノー残業デー」と設定し、７月と８月は毎週水曜日の「ノー残業デー」と併せて、部室店毎に業務繁忙・繁閑等を勘案し、毎月２日間「夏期ノー残業デー」を設定し、制度面からも長時間労働の抑制に努めています。2025年度末には全社員平均で有給休暇取得率８0%を達成することを目指しています。
また、柔軟な勤務体系（テレワーク・時間単位有給休暇制度・終業時刻スライド制度）を導入しており、社員満足度は約70％に達しています。
社長より、社員向けのメッセージを定期的に発信しております。メッセージ内では、社員の健康維持増進についても発信し、社員の健康への意識醸成を図っています。
当社は、経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人認定制度」における「健康経営優良法人2024（大規模法人部門）」に認定されました。
社員が健康で安全に働ける職場環境を維持・改善するために有給休暇取得率について目標を定め取得率向上を目指しています。
各種健診、ストレスチェックについては更なる実施率向上を目指すとともに、従業員の平均年齢が高くなっていることから、生活習慣病予防のため、生活習慣および健康上の維持・改善に取り組んでいます。
|
項目 |
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
目標 （2025年度） |
|
有給休暇取得率 |
60.7% |
68.2% |
65.0％ |
80%以上 |
|
定期健診受診率 |
85.2% |
94.8% |
89.0％ |
90％以上 |
|
特定保健指導実施率 |
72.6% |
73.3% |
－ |
－ |
|
ストレスチェック受検率 |
95.3% |
93.2% |
92.4％ |
95%以上 |
|
喫煙率※1 |
15.7% |
16.6% |
15.8% |
15％以下 |
|
エンゲージメントサーベイ回答者※2 |
－ |
740人 |
779人 |
－ |
|
エンゲージメントサーベイ回答率※2 |
― |
88.0％ |
89.8％ |
90％以上 |
|
適切な食事習慣保有者※3 |
58.8% |
58.3% |
51.6% |
60％ |
|
適切な運動習慣保有者※3 |
32.0% |
28.6% |
37.5% |
40％ |
|
適正体重者維持率※4 |
71.3％ |
69.5% |
69.8％ |
70％ |
※1問診結果から集計（全年齢）
※2外部エンゲージメント調査の回答者・回答率（年度平均）
※3問診結果を集計（全年齢）
※4健診結果を集計（全年齢）
みずほリースでは、健康経営推進に向けて、課題および指標を設定し、その指標向上に向けて施策の効果検証を実施して、PDCAサイクルを回しております。
施策等の取組による効果を測る指標としてプレゼンティーイズム、アブセンティーイズムのデータ分析を実施しております。
健康経営の取り組みを進めたことにより、喫煙率や適切な運動習慣保有率の値が2021年度から2022年度にかけて改善しております。
健康経営取り組みを実施することで、各指標の改善を目指し、各種施策を今後も実施していきます。
|
項目 |
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
|
ヘルスリテラシー※5 |
－ |
－ |
－ |
75.6％ |
|
高ストレス者割合 |
6.9％ |
8.0％ |
6.3％ |
－ |
|
プレゼンティーイズム※6 |
－ |
－ |
－ |
14.2％ |
|
アブセンティーイズム※7 |
0.03日 |
0.11日 |
0.62日 |
－ |
※5アンケートにより計測 ：健康の維持や改善に向けて取り組みを実施している社員の割合
※6 SPQにて測定
※7傷病による休職制度の利用日数の全社平均
