なぜ今サブスクリプションなのか

 B to Cの世界では、音楽配信や動画配信サービス、PCソフトやスマホアプリのサブスクリプションが大きな流れとなっています。B to Bのモノ(ハードウェア)の取引では、まだサブスクリプションの事例はそれほど多くはありませんが、メーカーやサプライヤーにとって「サブスク」が関心の高いキーワードになっていることは事実です。社会や経済状況が加速度的に変化していく中、メーカーやサプライヤーにみずほリースの持つノウハウや機能を提供することでパートナーとして選んでもらい、両者の相乗効果で一歩先を行くビジネスを進めていくためには、今やサブスクリプションへのチャレンジは外すことはできません。お客様と手を組み、またお客様同士をつなぐ役割を果たすことで、パートナーであるお客様の経営戦略、事業戦略の推進に貢献していきます。

なぜみずほリースがサブスクリプションに取り組むのか

 私たちはサブスクリプションをベンダーファイナンスが進化した形と捉えています。モノだけではなくそこに付帯されているサービスも提供する。単にモノを使うだけではなく、メンテナンスや改善の提案、ソフトウェアのバージョンアップなどさまざまなサービスを含めて“利用”できる。ユーザーは必要な時、必要なだけ使える。まさに世の中の潮流である「モノ売りからコト売り」を体現しているサービスであり、「売切り型ビジネス」から継続的な「顧客コンタクト型ビジネス」へ転換できるサービスだと言えるでしょう。しかし、それをメーカーが単独でやろうとするとメーカー自身のアセットがどんどん膨らんでしまい、キャッシュフローも悪化してしまいます。その部分を私たちがお手伝いしながら一緒にビジネスを進めていくことで、パートナーであるメーカーやサプライヤーの弊害もクリアできる。ユーザーもパートナーもそしてみずほリースも、誰もが勝者になれる新しい“利用”の形を目指し、私たちは全力を注いで取り組んでいます。

私たちの目指す未来の姿

 今までの企業はいわゆるリニア・エコノミー(直線型経済)、良いモノを長く大事に使って廃棄するという流れが主流でしたが、サブスクリプションはサーキュラー・エコノミー(循環型経済)の大きな武器になると私たちは考えています。ユーザーの考え方は、最先端のものを使いたい、機能と価格のバランスを取りたい、価格重視などさまざまです。サブスクリプションであればそこを循環する形でモノの提供ができる。それは資源の有効活用、さらには社会的な効率性の向上にもつながっていきます。使いたい時にその企業にあったベストなものを使うことができる世界に近づいていければ、世の中のいろいろな最適につながる。ひいては社会貢献にもつながっていくと信じて、私たちは前進を続けていきます。