私たちのパートナーであるお客様を取り巻く環境の変化、その背景にあるのが大量生産大量消費型の経済から循環型の経済への移り変わりです。さらに「モノ売りからコト売り」へ、製品だけでなくそこに付随するサービスも提供していくことも今や時代の趨勢となってきています。しかし、そこにはパートナーであるお客様のリスクが高くなるという反面性もあります。今までのモノ売りであれば、製品の陳腐化や価値の下落等のリスクはエンドユーザーのリスクでしたが、シェアリングやサブスクリプションのようなサービスを提供する場合にはメーカー・ベンダー側がそのリスクを抱えるということになります。そのとき、私たちがいままで培ってきたノウハウを活かして事業提携・共同投資という形で一緒にビジネスを行い、お客様の負担を減らすことができれば、リスクをシェアしながら新しい事業をどんどん拡げていくというパートナーとみずほリース双方の思いを確実に形にすることができると私たちは考えています。
私たちみずほリースではこれまでも不動産や再生可能エネルギーの分野で事業提携や共同投資を積極的に行ってきています。例えば不動産であればショッピングセンターやモールへの共同投資、再生可能エネルギー分野であれば太陽光発電所の共同投資・事業運営等。今後はさらに踏み込んだ形でスタートアップやサブスクリプション等、現在みずほリースが事業戦略や注力分野として掲げている分野等とクロスしながらファイナンスだけではなく事業を一緒に行っていくという方向性をさらに強く打ち出していきます。そこにあるのはみずほリースならではの強み。みずほフィナンシャルグループの中でモノに関わる分野はみずほリースが担う。銀行との強いつながりがある。お客様の期待もそこにあると思っています。パートナーシップを結んで事業リスクを分け合うことでお客様の課題の解決のお手伝いを進めていきます。
企業の目的は設備や機器を所有することではありません。その設備や機器を使って、如何なる財・サービスを社会に提供し利益を産み出すかということです。しかし今までは設備や機器を所有しないと使うことが難しかった。そこを変えていく。所有して成果を上げるのではなく、使うことで成果を産み出す。そのために事業提携や共同投資でリスクを分散することでさまざまな対応が可能となってきます。情報化、IoTの進化により、新たなビジネス展開の可能性はどんどん広がっています。それを進めるためにもさまざまなお客様とパートナーシップを結び、いろいろな業界でビジネスを行っていきます。お客様の経営戦略、事業戦略に最適なソリューションを提供できる会社でありつづけるために。