当社は、療養環境の向上のみならず、医療・介護従事者の業務改善等に資する製品・サービスを提供している、国内大手の医療・介護用ベッドの製造・販売会社であるパラマウントベッド株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:木村 恭介、以下「パラマウントベッド」)と共同で、見守り支援システム「眠りSCAN」を対象とした新しいレンタルの仕組みを組成し、2019年12月23日に提供を開始しました。
「眠りSCAN」はシート状のセンサーをマットレスの下に敷きこむだけで、体動を検出して利用者の呼吸数や脈拍数、睡眠状態、覚醒、起き上がり、離床動作などを遠隔でもリアルタイムで把握することができるセンサーです。医療・高齢者施設などにおいて、夜間の見守りや生活状態の把握等に利用することができ、利用者の安全性向上と介護者の負担軽減のために活用されております。
この度、当社が有する医療・ヘルスケア分野に対する知見とモノ・ファイナンスに関する専門性を活かして、パラマウントベッドと共同で、「眠りSCAN」やPC、スマートフォン端末など、遠隔での見守りに使用する機器一式を利用できるレンタル制度である「PB眠りSCANパートナーレンタル」を組成し、提供を開始いたしました。同制度では、購入する場合よりも導入初期に必要な費用を抑えることができるほか、更新毎にレンタル料金が低減していくことに加え、レンタル料金には保守サービス費用や保険費用が含まれており、お客様は安心して機器を利用することができます。
当社グループは第6次中期経営計画(2019年度~2023年度)において、少子高齢化等の社会構造の変化を背景に重要性が増す医療・ヘルスケア分野を注力分野として位置づけるとともに、お客様と共同でのサービスビジネスの拡大を推進しております。介護施設での省人化ニーズ等に対応する取り組みを通して、更なる企業価値の向上に努めてまいります。